HISTORY
Chic Bambini History
1. 娘が生まれたことで
2. 震災に遭って
1995年1月に阪神淡路大震災に遭う。
当時西宮に住まいしていた私たち家族は2才の娘を抱え、ライフラインの途絶えた状態、JRも止まった状態だったため、神戸市西区の妹宅に避難することとなる。
当時、娘が2才、妹の息子が1才。どちらにも可愛いお洋服が欲しかった。
しかし、大阪・神戸にさえも中々行けない状態。ただ、郵便だけは届いていたことから、空からなら届くかもしれないと...
そこで、フランスのギャラリー・ラファイエットにも何とか日本に送ってもらえないかとお願いし、Fax一台で輸入を始める。
震災から2カ月後、旅行どころではない主人の会社に輸入した子供服を置いて販売するようになる。というのも、私たちと同じ気持ちのお母さま方が大勢いらっしゃるのではという思いからだった。
3. ワゴンショップ
4. イタリアのスモッキングドレスとの出会い
その後、モーダイタリアの展示会に出向き、イタリアのクラシックなスモッキングドレスに出会う。
お下げヘアにお帽子を被り、スモッキングのワンピースを着せた当時4才の娘を連れホテルの通路を歩いていた際、各ブランドの方々に写真を撮られていたことを今でも鮮明に覚えている。
その中の一社、イタリアブランドの社長が「なんて可愛らしいのか」と娘のファッションを絶賛して下さり、私が母親代表としてこちらのお洋服を日本で販売したいと通訳の方を通して伝えると、まだ店も持っていない私の商談に応じて下さり、ヨーロッパブランド初の輸入が叶うこととなった。
そして、このお洋服をラ・モール芦屋の2日限りのイベントで販売したところ、沢山の方々にお買上頂いた。